仕込みから焼き上がりまで約十日間。
熟練した職人がじっくりと時間をかけ
素材本来の味と風味を引き出した
おいしい京あられを実現しています。
餅粉・米粉は使わない!
もち米は厳選した国内産を100%使用。
玄米から自社内で精米しています。
京あられの主原料であるもち米は、粘りと甘みがある国内産水稲もち米を厳選して使用しています。
素材の風味を最大限に活かすため、もち米は玄米のまま貯蔵し、製造のたびごとに自社内で精米しています。大手メーカーでは餅粉や米粉から製造しているところもありますが、藤澤永正堂ではもち米の産地や等級を直接把握できるよう、自社精米にこだわっています。
蒸練機は使わない!
セイロで蒸し、杵でつく。
創業以来変わらぬ製法です。
現代の潮流は「米粉や餅粉を水と混合し、蒸練機を使い短時間で餅にする」というやり方です。そんな時代にあってなお、藤澤永正堂は「セイロで蒸して杵でつく」という創業以来の製法を守りつづけています。
ごはんを炊くように、セイロでもち米を蒸し上げます。こうしてできた「おこわ」を、空気を含ませるようにして杵でつき上げていきます。お米が本来持っている風味・甘み・粘りをそのまま活かすために欠かせない工程です。
水揚げしたもち米の状態を見極めながら、あられの種類によって蒸す時間とつく時間を調整しています。
時間を惜しまない!
「干す」「寝かせる」を数日間、
数時間おきに手作業でくりかえします。
練り上げた餅は数日間ねかせたあと、あられの形状に切って干します。1日干したあとは、箱につめ替えてさらに寝かせます。
商品に応じて、機械乾燥と棚干し乾燥を使い分けています。生地の表面から芯までを均等に乾燥させることが重要です。季節や天候による湿度や温度変化を見極め、生地の状態を絶えず確認しながら、数時間おきに網をふって餅をかき混ぜます。これを数日間つづけます。
自動化しない!
職人がつきっきりで
何度もくりかえし直火にとおします。
焼き上げる工程もまた、季節や天候の影響が大きいため、状態を見極めながら職人がつきっきりで一日がかりでおこないます。
生地を何度もくりかえし直火にとおし、じっくりと焼き上げていきます。餅があたたまり、生地がふくれ、次第に焼き色がついていきます。商品によって求められる食感は異なるため、熟練した職人による絶妙な火加減とタイミングが重要です。
化学調味料・合成着色料は使わない!
自然の素材の特長を最大限に引き出した
おいしいあられをつくります。
もち米が国内産であるのはもちろんのこと、副原料もできるかぎり国内産を使用しています。
化学調味料(アミノ酸等)や合成着色料(カラメル色素等)は使用しておりません。自然の素材本来の味や風味を最大限に引き出すことに情熱を賭けています。
海苔は、料亭などで使われる等級と同じものを使用しています。
醤油も市販品ではなく、その原料であるたまり醤油から仕入れて自社で昆布や鰹だしを炊き合わせ、藤澤永正堂独自の手法で味つけをおこなっています。
お試しください。違いがわかります。
もち米の本来の味がはっきりとわかります。
藤澤永正堂では玄米から精米し、蒸す、杵でつくという工程もすべて自社でおこなっています。だから、もち米そのままの味わいと風味がはっきりとわかります。
その「硬さ」が昭和の記憶を呼び醒まします。
添加物不使用のため、藤澤永正堂の「鞍馬石」「鏡焼」などの京あられは、その独特の「硬さ」が特長です。硬い、でも食べやすい。昭和の時代を生きた方にとっては「おかきは本来こういうものだったはず」と懐かしさを感じていただける京あられです(硬さを抑えた商品も取り揃えております)。
自然素材の味わいが心と身体に染みわたります。
誰もが人工的な味に馴れてしまったいま、藤澤永正堂の京あられをひとくち食べれば、きっと驚きを感じるはずです。化学調味料を一切使わない当社のおかきは、旨味が強すぎず、味がくどくありません。食べれば食べるほど人間本来の味覚と嗅覚がよみがえり、自然素材の深い味わいが心と身体に染みわたります。
包装・検品・発送まで自社完結。
安全衛生面にも細心の注意を払っています。
できあがった商品は、社内で社員たちがひとつずつていねいに包装し、検品しています。
また、食の安全や衛生面を守るため、HACCPを取り入れた考え方で管理体制を万全に整えています。